ここは、井野辺家。
今ここには、リボンズとリジェネがいるが、二人とも会話はない。
「・・・あーあ、ティエリアがいたら話もあっただろうに」
リジェネがぼそりと呟く。
リボンズはそれを聞きつけ、にこりと笑ってリジェネに話しかける。
「なんだいリジェネ。話し相手がほしいのかい?だったら僕が話を聞こうか?」
「ははは、ご冗談!(バーカ、オメーじゃねーよ。ティエリアと話したいんだよ。思い上がるんじゃねーよ、この緑頭が!)」
「・・・リジェネ、また脳量子波だだ漏れだよ。ていうかなに?聞こえるようにいってるのかな?」
リボンズは額に血管を浮かばせながらリジェネにたずねる。
そのとき部屋に入ってきたのが、リヴィイヴ・リバイバル。
「リボンズ、リジェネ、ケンカはやめてくださいよ。後片付けが大変そうなので」
「あ、うん。わかってるよ、リヴァイヴ」
リボンズは普通に返したのだが、リジェネはというと。
「わかってるよリヴァイヴ(なにテメー調子こいてんだよ。だいたいなんだよその髪。風すげーな、風すげーうけてるな。セット大変そうだな~)」
「・・・リジェネ、脳量子波だだ漏れです。つーか調子に乗ってんのはテメーだニート。一回やるか?」
リヴァイヴも、額に血管を浮かばせていた。
一方こっちはソレスタルビーイング。
ロックオンは一人で公園を歩いていた。買い物袋を持って。
(ったく、アイツらの料理は料理っていわねーよ・・・!ふりかけご飯か卵かけご飯が作れりゃーいいとこじゃねーか・・・!)
男の料理を見せてやる!ってことで、ロックオンは買い物をしてきていた。
「まあ、昼間から公園に・・・ロリコンじゃないの!?」
「いやー、こわーい・・・・・・」 お母さんたちの言葉に、苦笑いしかできないロックオン。 あれ、オレってなんでロリコンキャラ?ていうか、ロックオンのロはロリコンのロじゃないからね!
なんて思いつつ歩いていると、ふいに誰かとぶつかる。
「・・・いてえ・・・っ」
「あ、す、すいません!!」
ロックオンの手から、食材が次々とこぼれていく。
それを、ぶつかった少年は律儀に全部拾っている。
ロックオンが尻餅をつきながら見た少年・・・。
それが、アレルヤ・ハプティズムだった。 |
機動戦士ガンダム00
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